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備前市名所めぐり④藤原肇さんと行く「伊部南大窯跡」

備前焼小町の藤原肇さんに、備前市の名所を訪れていただきました。
4ヶ所目は、備前市伊部にある特別史跡「伊部南大窯跡」です。
榧原山麓にある、備前焼を焼成するための共同窯。室町〜江戸時代に使用され、3基の窯(東側窯跡、中央窯跡、西側窯跡)と巨大な物原(ものはら※)からなっています。
東側窯跡は全長53.8mにもなる半地下式の登り窯で、単房の窯としては国内で最大規模とされています。
現地に行くと、足元から山の隆起一面に広がる陶片の数々に驚かれるかもしれません。かつての陶工たちの営みの一端を感じつつ、斜面の上から眺める伊部の街の姿に思いを馳せることのできる名所です。
また、伊部にはこちらの南大窯跡以外にも、「北大窯跡」・「西大窯跡」があります。ぜひ徒歩やレンタサイクルなどを利用して、全ての窯跡を巡ってみてください。
※物原(ものはら)…不良品や陶片などを破棄する場所のこと。
【特別史跡 伊部南大窯跡】
岡山県備前市伊部